こんにちは、あきらん(@akilans)です。
卓球とカフェのお店「HuBase」を運営する村田さんが主催された写真展「UNBOUND #2」に出展させて頂きました。
昨年も出展させて頂いており、その時の様子はこちらからご覧ください。 続きを見る

グループ写真展「UNBOUND」を終えて、そして次へ
主催、村田さんのnoteに、全作品が掲載されていますので、あわせてご覧ください。
UNBOUND #2 を終えて。そして、次へ。|村田雄平
note.com
ここでは、私が展示するまでに感じていた葛藤と、実際に展示して初めて気づいたこと、そして今、写真をやっている人に伝えたいことをまとめます。
展示内容への葛藤
1年前に開催された「UNBOUND」は、かなり手探りな状態だったこともあり、すごく落ち着いた空気感の写真を展示しましたが、他の方の作品を拝見して、来年こそはもっとカッコよく展示したいと思っていました。
Lightroomを見返してみると、この半年、ワンちゃんしか撮影していないことに気付きました。
秋から仕事がまた忙しくなってしまったこともあり、土日もワンちゃんと戯れて終わる日が増えました。
12月初旬、いよいよ焦りながら、「これはやばいかもしれない。ワンちゃんだけで組めるのかな?」と思い始めました。
しかしながら、どうもしっくりきません。
以前、テレビで芸人の小籔さんの言ってた「空、猫、犬、おしゃれなカフェのカプチーノ上から、これ撮ってるやつは大体くそやで!」という言葉がぐるぐると巡ります。

犬という被写体が強すぎて、「写真や展示が良い」より「犬がかわいい」が先に来るであろうことに、かなり葛藤しました。
愛の表現
ふと思いました。
別にポートレートでも同じじゃないかと。
例えば著名なモデルさんを撮影したら、見た人が「素敵だな」と思うのは当然で、確実に被写体力に引っ張られることでしょう。
何を思ったか、その時、「中途半端にやるのが一番よくない、とことん愛を全面に出してやってやろうじゃないか!」という使命感にも似た決意をしました。
でも、写真としての組み立てや、魅せ方については、しっかりこれまでの経験を活かして織り交ぜようと思いました。
展示した写真たち
それではまず、実際に展示した写真たちを一枚ずつご覧頂ければと思います。
正直、見せるのが少し怖かった写真たちです。
それでも、今回の展示のすべてでもあります。
展示の構成と工夫した点は、あとで書きます。



















展示構成
そして、こちらが実際に展示したものです。

いくつかポイントがありますので解説します。
メインビジュアルを大事に
メインビジュアルは真ん中の大きな写真です。
目立たせたいので、ワンちゃんの顔のアップでも良いじゃないかと思いましたが、そうしてしまうと、全てそこに目が入ってしまい、他の写真が頭に入ってこなくなることを考えました。
あくまで「組み写真」を意識しました。
また、他との差別化を図る意味で、この紙だけピクトリコの「シャイニーゴールド」を使っています。

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ピクトリコプロ・シャイニーゴールド[生産終了品] | クラブピクトリコ|インクジェット用紙メーカー「ピクトリコ」の直営オンラインショップ
www.pictorico.co.jp
逆にそれ以外の写真は普通のマット紙に印刷し、差をつけました。

サイズ感で強弱を
真ん中にA3ノビを配置し、周りに2LとA4、端にLを配置しました。
大きな写真はM11-Pで撮っています。
それ以外の写真はGR IVで撮っています。
というのも、やはり大きいサイズで印刷すると、違うカメラで撮影した弊害で、描写の差が気になってしまうだろうと考えました。
些細な取り組みですが、さほどカメラによる差は生まれなかったのではないかなと感じています。
左右対称を寒暖差で
左右対称の配置にして、集中線のようにメインビジュアルを引き立てる工夫をしました。
真ん中を意味するL判中央は寒色の写真とし、少しスペースを開けて暖色の写真を配置しました。
また、メインビジュアルを取り囲む2L写真も、クロスするように寒色と暖色を混ぜて配置しました。
多少ごちゃごちゃ感はでますが、インパクトの強い組み方になったかなとは思っています。
実際に展示をしてみた感想
はじめのうちは来てくれた人に「犬というチート行為をしました」と懺悔していたのですが、徐々にあることに気付きました。
私の展示場所は角だったのですが、裏の写真をみて、折り返すように私の展示を見てくれるようなラインができていました。
「次はどんな写真だろう?」という顔で私の展示を見てくださった方が、急に笑顔になりました。
1人や2人ではなく、多くの人がそうでした。
その時、「卑屈になる必要なんてなかったんだ、気持ちを全力でぶつければ、全力の反応が返ってくる」と思うことができました。
展示を通じて得たもの
自分の作品を展示して見て頂き、展示そのものが「作品を評価される場」ではなく、「気持ちをそのまま差し出せる場」だと気付けたということには価値があります。
しかしながら、この「UNBOUND」という展示はそれだけではないと考えています。
通常の展示は、枚数やテーマなどのレギュレーションが決められていることが大半ですが、この写真展にはそれがありません。
決まった枠の展示スペースだけが与えられて、あとは好きに表現してくださいという感じです。
私の中では、たくさんの個展が集まったようなイメージです。
一見、写真展として成り立つのか?とも思いますが、それがこの写真展の肝であり、大切にしている部分ではないかと考えています。
結果的に、今回、2日間トータルで来場者数が500名を超えたそうです。
56名の写真家一人一人の個性が溢れた展示は、相乗効果で大きなインパクトを生んだのではないかと思っています。
私自身、私以外の55名の作品を見て、多くの学びを得ました。
会話をすることで新しい発見やアイデアが生まれることも多々あります。
企画、運営を頂いた村田さん、本当にいつもありがとうございます。
来年もまた開催されるとのこと、本当に嬉しく思います。
まるで年に一度の写真文化祭のような気持ちです。
開催される限り、出展し続けたいと思いますし、開催にあたり協力できることはしたいという気持ちでいっぱいです。
というわけで、12ヶ月後にまたやってきます。
その時に何を展示するかはまだ決めていませんが、きっとその頃には、新たな葛藤に苛まれていることでしょう。

