こんにちは、あきらん(@akilans)です。
GR IV Monochromeが発売されると聞いて、ずっと楽しみにしていました。 続きを見る

『RICOH GR IV Monochrome』が楽しみ過ぎる
しかし、正式発表された日に提示された価格に度肝を抜きました。
これを見た時、正直落胆しました。
「モノクロしか撮れないコンデジに25万超え?!さすがにニッチすぎるでしょ」って、誰しもが思ったと思いますし、私もそう思いました。
先日行った展示で、「買わないの?」と何度か聞かれました。
そのたびに「うーん」と答えながら、帰ってからウェブや動画を、海外のものも含めて一通り見ていました。
あっさり今日の日程で取れたんだけど、もしかして有料会員、少ない‥? pic.twitter.com/1la79auwPo
— あきらん (@akilans) January 31, 2026
「買う理由がない」と思っていたはずなのに、気づけば指が動いていました。
不思議なのですが、その日のうちに、GR SPACE TOKYO公式アプリの有料会員登録を済ませ、先行レンタルに申し込んでいました。
なぜモノクロ専用機なのか?なぜこんなに高いのか?そして、なぜGRなのか?
そんな疑問を抱えるそこのあなた、私なりの評価と感想を書きたいと思いますので、ゆったり構えて、ぜひ最後まで読んでいってください。
レンタルのお約束でデータは持ち帰れないことになってましたので、あくまでも体験してみた感想となります。最後に、私が撮った写真を動画で残しておりますので、そちらを見て頂ければと思います。
体験前に考えていたこと
これは皆さん思うことでしょうが、改めて振り返っておきます。
・ってか高けぇよ!
・カラーセンサーのカメラでもモノクロ撮れるからいらないんじゃない?
・GRのモノクロって、専用設計カメラじゃなくてももう完成してるよね?
・軽いのが魅力なのに、カラーと2つ持ったらスマートじゃ無くね?
・寄り道せず、M型ライカのモノクロ機のほうがよくない?
・そもそも「モノクロ専用機」を持ち出す?
もっとありますが、このくらいにしておきます。
体験してみて思ったこと
空の青が青いように、リンゴの赤が赤いように、影の黒が黒く、光の白が白かった。
撮った写真はGRと思えないほど解像し、GRらしさの残るモノクロ専用機だった。
まとめるとこうなるのですが、いくつかの章立てに分けて、ひとつずつ解説していきます。
デザイン
細部までモノクロが行き届いていました。
表面のGRの文字は黒塗りになっていて、電源ボタンやリード中のLEDは白く光る。


全体はGR IVと比べてツヤツヤしているものの、決して光沢感はなく、上品なマット素材。
海外のYoutuberが「川で拾った綺麗な石」みたいな表現をしていたけれど、本当にそのような質感でした。
イメージコントロールのアイコンも光の三原色の円3つではなく、ヒストグラムのような表示になっており、本当に細かなところまでGRをモノクロ専用にしようとしたんだなと伺えました。
こういう心のこもったカメラが本当に好きです。
アウトプットの質感
撮れる写真についても見ていきましょう。
GR IVを持って行ったので、横に並べながら比較しました。
専門家ではないので、ユーザ目線のざっくりした評価かもしれません。
ですが、その目にもわかるくらい、コントラストがはっきりし、かつ潰れることなく、しっかりとした階調がありました。
正直、GR IVを横に並べて見比べなければわからないかもしれません。
GR IVはもともと、モノクロ表現には長けており、決して劣っていると感じたことはありませんでした。
ですが、このモノクロ専用機を横に並べると、立体感が薄いように感じました。
先入観が含まれている自覚はあります。
それでも、「違う」と感じた事実は揺らぎませんでした。
また、撮影された写真を超拡大して見比べてみると、GR IVは文字がつぶれかかっているにもかかわらず、GR IV Monochromeはつぶれることなく読むことが出来ました。
それだけ解像が上がっていることを意味します。

とにかく、撮影したデータを持ち帰ることが出来なかったことが本当に残念です。
大きな画面、大きな印刷物で見たら一目瞭然だと思っています。
このカメラで撮った写真で写真展やりたいですね、ほんと。
しっかりとしたモノクロ、本当に好きです。
イメージコントロール
イメージコントロールも変わっています。
GR IVのモノトーンがGR IV Monochromeではスタンダードになり、その他、一部の名称が変わりGR IVで表現できたモノクロのイメージコントロールが収録されています。
しかしそれだけではありません。
今回、新たに「グレイニー」と呼ばれるイメージコントロールが追加されました。

粒子感が程よくのっかり、画面でも印刷したような印象を与えるイメージコントロールだと公式で紹介されている通り、「ちょうどよいモノクロ」だと感じました。
短い間でしたが、これまで「ハイコントラスト白黒」が大好きだった私ですが、「グレイニー」を多めに使ってました。
グレイニーで撮影した写真を実際にプリントして飾ってみたいと思いました。
粒子感、本当に好きです。
撮影体験
GR IV Monochromeは当たり前ですが、モノクロしか撮れません。
通常のGR IVであれば、イメージコントロールをモノトーンにしたとて、RAWにはカラーイメージセンサーが処理したカラーデータが残っているので、いくらでもあとからカラーにすることが出来ますが、このカメラはセンサーがモノクロなので、当然あとからカラーにすることもできません。
つまり、カラーの替えが効かないということです。
実は、このカメラの本質は、そこにあるのではないかと思いました。
もちろん、専用設計されたデザイン、アウトプット、イメージコントロールがありますが、結局は「どのように使うか」を試されているのだと思います。
「よし、みんなで遊びに行こう」
そのようなタイミングでモノクロ専用カメラを使うのか?と言われれば、あまりそういう人はいないでしょう。
「買い物にでかけよう、ついでに写真を撮ろう」
このようなタイミングで「今日はモノクロでいくぞ!」という覚悟が生まれるかどうかだと思います。
もちろん、もともと小さいので、カラーのGRを同時に持っていくことも出来ますが、そうしてしまうと、このカメラの良さは半減するようにも思うのです。
モノクロしか取れないという心意気、本当に好きです。
モノクロ専用機という選択
カラーセンサーのカメラとは明確な違いがあり、モノクロを撮るという明確な目的がこのカメラにはあります。
また、これまでのGR IVとは違い、本当のモノクロを感じることが出来ました。
雰囲気で話すと、カラー写真を現像するのに、RAWを現像するのか、JPEGを現像するのかみたいな差があると思っています。
(実際にGR IVはカラーセンサーでカラーにした後にモノクロ変換をしているので、あながち間違いではないと思ってます。)
そしてこのカメラは、カラーが撮れるカメラと2台持ち出してはいけないということ。
本当にこのモノクロカメラだけでどこまで戦えるのかを試す道具だと思いました。
正直、M型ライカのモノクロも欲しいのは事実です。
それにはきちんとした理由があって、M型ライカで撮れるモノクロは「撮るもののストーリー」が撮れるからです。
それは優劣ではなく、向いている距離と関係性の違いだと思っています。
こちらは、同じ日に私がM11-Pで撮った写真ですが、どれほど性能が良くなったといっても、この写真はGRでは撮れません。

ですが、GRには明確にスナップに長けています。
逆に言えば、GRで撮れる写真はM型ライカでは撮れません。

写真界隈の中でも、かなりニッチな市場であり、とても高価であることは否定しません。
ですが、このGR IV Monochromeというカメラは、これまでにない体験をさせてくれるカメラではないかと、私は感じました。
光を撮るものとして、一度は手にしてみたいカメラだと言えるでしょう。
最後に、私が体験当日に撮影した写真を、近くのスタバで動画に収めておりますので、そちらで締めさせて頂きます。
Xよ、耐えてくれ…
直接データは持ち帰れなかったので動画で撮影しました。 pic.twitter.com/QnoJEskIwC— あきらん (@akilans) January 31, 2026
唯一無二のカメラ、写真と向き合う姿勢まで問われるところが、大好きです。
— あきらん (@akilans) January 31, 2026
完全に余談ですが…お迎えする準備を始めようとAmazon見てるんですが、SDカード高過ぎじゃありません?

