約2か月、毎日VRChatにログインして分かったこと

こんにちは、あきらん(@akilans)です。

「VRChat」と聞いて、皆さんはどんなイメージを持つでしょうか。ヘッドセットを被ってアニメキャラになって……みたいな世界?
正直に言うと、自分もそう思っていました。なんなら「自分には縁がないだろうな」くらいに思っていた側の人間です。

ところが、ひょんなことからVRChatを始めて2カ月。気づけば毎日ログインしていました。毎日です。我ながらどうかしている。

そこにあったのは、想像していたものとはだいぶ違う「もう一つの日常」でした。遊びも、創作も、出会いも、全部ある。
今まで触れてこなかった人にこそ知ってほしくて、この記事を書いています。

アバター改変、沼。BOOTHは深夜のコンビニより危険。

VRChatでは自分の分身である「アバター」を自由にカスタマイズできます。髪型を変えたり、衣装を着せ替えたり、アクセサリーを付けたり。これがもう、とにかく楽しい。

しかしながら、楽しいと同時にまあまあ難しい。Unityというツールを使って3Dモデルをいじるので、最初は本当にちんぷんかんぷんです。何がどうなっているのかさっぱり分からない。でも、一つできるようになると「もう一個やってみよう」が止まらなくなります。これが改変沼の入り口。

そして最大の危険地帯が「BOOTH」というマーケットプレイスです。ここには個人クリエイターが作ったアバター用の衣装、髪型、小物、エフェクト……ありとあらゆるものが売られています。価格も数百円〜数千円のものが多くて、まるでコンビニで飲み物を買うような感覚でポチれてしまう。

BOOTH - 創作物の総合マーケット
BOOTH - 創作物の総合マーケット

booth.pm

これが本当に危険。

単価が安いぶん、心理的ハードルが低い。
(ただし、クリエイターさんへのリスペクトを込めて買っているので後悔はしていません…。財布は泣いていますが…。)

でも、こうやって自分だけのアバターが仕上がっていく過程は本当に楽しいです。自分の分身が自分好みになっていく感覚—。
リアルのファッションとはまた違う、デジタルならではの喜びがそこにはあります。

ワールド制作は無料。永久に残る、自分だけの個展スペース。

VRChatでは「ワールド」と呼ばれる3D空間を、自分で作ってアップロードできます。
しかも無料。サーバー代もかからない。
つまり、一度作ってしまえば永久に自分の空間がVR上に残り続けるということです。

自分は写真が好きなので、写真展ワールドを作りました。壁に自分の写真を飾って、照明を調整して、BGMを流す。現実で個展を開こうと思ったらギャラリーを借りて、搬入して、在廊して……と考えるだけで大変ですが、VRなら自分のペースで、自分の好きなように空間を作れます。

VRChat - Home
VRChat - Home

vrchat.com

しかも維持費ゼロ。24時間いつでも誰でも来られる。

「ワールドを作る」と聞くとハードルが高そうに感じるかもしれませんが、テンプレートやチュートリアルも充実していて、やってみると意外となんとかなるものです。もちろん凝り始めるとキリがないのですが、それはそれで楽しい沼なので問題ありません(問題しかない)。

今後は写真の入れ替えや家具の配置変更、期間限定の企画展なんかもやっていきたいと思っています。自分だけのギャラリーが、ずっとそこにある。これはVRならではの贅沢だと思います。

VR写真撮影という新しい遊び。

VRChatにはカメラ機能があって、ワールドの風景やアバターを撮影できます。これがまた、思った以上に奥が深い。

一人でワールドを散策しながらスナップするのも楽しいし、アバターのポーズシステムを使って自分のアバターをモデルのようにカッコよく撮ることもできます。構図を考えて、ライティングを調整して、ポーズを決めて、シャッターを切る。やっていることは完全にカメラマンです。

さらに面白いのが、誰かにモデルになってもらってポートレート撮影をすること。
「もうちょっと右!」「そのポーズ最高!」なんて言いながら撮る時間は、VRならではのコミュニケーションだと思います。

個人的には、一人で黙々と撮るよりも誰かと一緒にわちゃわちゃしながら撮るのが好きかもしれません。
撮影そのものも楽しいけど、その過程で生まれる会話や空気感が良いんですよね。

撮った写真はSNSに投稿したり、先ほどの写真展ワールドに飾ったりもできます。
VR空間で撮った写真がまたVR空間に戻っていく——この循環がたまらなく楽しいです。

VRでしか味わえない「一緒にいる」感覚。

最後に、VRChatで一番心に残ったことを書きます。それは「誰かと一緒にいる」感覚の強さです。

みんなでドライブワールドに行って夜景を眺めたり。
VR空間で開催されるライブイベントに参加して、隣にいるフレンドと一緒に感動したり。
誰かが作った写真展ワールドを見に行って、感想を言い合ったり。
深夜に少人数で集まって、好きなことについてコアな話をしたり。

テキストチャットでも通話でもない、「同じ空間にいる」からこそ生まれる距離感がVRにはあります。
隣に誰かがいる。その感覚は、画面越しのコミュニケーションとは明らかに違うものでした。

ゲームとしてVRChatを見ると「何をするゲームなの?」と聞かれることがありますが、致し方なく一言で答えるなら「何でもできる場所」であり「誰かと過ごす場所」なのだと思います。目的がなくても、ただそこにいるだけで楽しい。そんな空間が広がっています。

まだ2カ月。でも、もう戻れない。

VRChatに毎日ログインし始めて、まだたったの1ヶ月半です。でもその短い期間で、アバターをいじり倒し、自分のワールドを作り、写真を撮りまくり、たくさんの人と出会いました。

たった2カ月でこれだけ楽しめるのだから、この先どうなってしまうのか自分でも分かりません。

ヘッドセットがなくてもデスクトップモードで遊べます。そして無料です。ちょっとでも気になったら、まずは覗いてみてください。きっと、想像よりずっと広い世界がそこにあるはずです。