こんにちは、あきらん(@akilans)です。
購入してから2か月と少し、Leica M11-Pを修理に出しました。
今回は何があったのかも含め、不思議な不思議なライカの世界をご紹介できればと思います。
発生した事象
正直、日常使いにはそれほど大きな支障はありませんでした。
ただ、凄く気になる。
気になることをまとめて書くと下記の通り。
①電源が落ちるまでの時間が長い
②電源を入れても、電源投入されない時がある(シャッター半押しで復帰)
③ファインダーに大きなチリあり
④レンズの後玉に小さな点あり
⑤シャッターブレードに油汚れあり
⑥撮った写真の上下が逆転している時がある
フリーズも発生しますが、あれは現在のファームでは仕方ないことだそうなので、あえてこの中には含めていません。
一番困ったのは、②の電源投入されない時があることでした。
頻度としては100枚に1回程度なのですが、一度発生すると頻発することもありました。
特に、再現性が無いため、いつ発生するか分からず、シャッターブレードが上がる振動と、シャッターが切られる振動が微妙に似ており、事象が起こった際にはシャッターボタンを押すことで電源が入る為、撮ったつもりでも撮れていないということが購入当初から何度かありました。
これはもう職業病ですが、再現性の撮れないものは、記録することが大事と思い、予め、その様子をスマホで撮影してから店舗に連絡しました。
ライカストアへ電話
購入時に担当頂いた方を呼び出しましたが、あいにくの不在でしたので、他の方に症状の一部をお伝えしたところ、一度持って来てもらったほうが良いとの回答を頂きました。
即答でした。
こういった事象がファームウェアで発生しているのか、カメラ本体で発生しているのかを即答して頂ける安心感はかなり大きいです。
ライカストアへ持ち込み
本当は持ち込んだ日の翌週に撮影に行くつもりだったのですが、どうしても電話の内容が気になり、早めに見てもらおうと思い、ライカストアへ持ち込みました。
ここでも購入の時に担当頂いた方をお呼び出しさせて頂き、お話を聞いて頂きました。
一つ一つお話を丁寧に聞いて頂きました。
①電源が落ちるまでの時間が長い
これは現在のファームウェアでは、正常動作のようでした。
他にも同じ症状の方をお見かけしたこともあるので、間違いなさそうです。
②電源を入れても、電源投入されない時がある(シャッター半押しで復帰)
これは念のため、修理に出してみますかとご提案頂きました。
③ファインダーに大きなチリあり
修理に合わせて取って頂けるとのことでした。
④レンズの後玉に小さな点あり
これは店舗の奥でクリーニングしてもらいました。
幸いにして、初期出荷時から表面についた油汚れみたいでした。
綺麗になりました!
⑤シャッターブレードに油汚れあり
これも一番初めから気になっていたのですが、修理に合わせてクリーニングして頂けることになりました。
⑥撮った写真の上下が逆転している時がある
こちらも修理対象のようでした。
修理完了はメールで通知
修理を出した日、メイン基板の交換となると1か月はみて頂きたいと言われていました。
ですが、実際には3週間弱というスピード対応でした。
これを早いとみるか、遅いとみるかは本当に人によると思います。
私は、預ける前は「いや、1か月とかZfもあるし、全然困らないでしょ、余裕余裕」と思っていたのですが、日を追うごとに「今頃、どこにいるのかなぁ」「元気にしてるかなぁ」「まだ?もうそろそろ3週間だよ?」と不安で押し潰されそうになっていました(笑)
そんな中、てっきりストアから電話が鳴るものだと思っていたのですが、いつものメーラーを開くと一通のメールが届いていました。
「ライカカメラジャパンより修理完了のお知らせ」
まさかのメールで届くんですね…(笑)
ウキウキしながらメールを見てみると、店舗受け取りの場合は、来店予約をする必要があるそうで、しかも1週間先まで埋まっていたので、宅急便で送って頂くことにしました。
何がどう治ったのか、また担当の方とお話をしたかったので、お忙しい中、大変申し訳なかったのですが、ストアに電話をさせて頂き、結果を伺いました。
クリーニングと、結局、事象の再現はしなかったけれど、メイン基板の交換はして頂けたとのことでした。
もちろん、保証期間内なので、お代はかかっていません。
受け取り
そして、ワクワクしながら、宅急便が届くのを待ちました。
先のお電話をした2日後、自宅に届きました。
物凄い梱包材と共に(笑)
わー… pic.twitter.com/YelwCZlspe
— あきらん (@akilans) July 6, 2024
「おかえりーー!!!」という気持ちがあふれ、顔はニヤニヤ。
絶対、外で他の人が見たら不審者です。
おかえりライカ! pic.twitter.com/q8dtMAscd4
— あきらん (@akilans) July 6, 2024
クリーニングもきっちりされており、問題となった事象も今のところ発生していません。
メイン基板を変えたということは、他の問題が発生するリスクも含んでいるので、しばらくはマイペースで撮りながら様子を見ようと思います。
私はライカストアでの購入をおすすめしたい
「ライカが欲しくなった時、どこで買いますか?」
ライカを購入する時、この問いにはかなり悩まされました。
だって、高いんだもの。
でも、今ならわかります。
ライカストアで購入してよかったと…。
もちろん、これは私の場合は、です。
正解なんてないですし、好きなところで購入されれば良いとは思います。
私が思うメリットは3つ。
①ライカに関する情報を得られる
SNSやYouTubeが全てじゃないんだなって思います、ほんと。
噂に巻き込まれないためにも、オフィシャルの情報源は本当に大切です。
②相談を親身になって聞いてもらえる
こんなことがあったんです!って相談できます。
「他の人でこういうことがありましたよ」とか、そういったお話も教えてもらえます。
もちろん、製品が不安定なこの時期だからというのは往々にしてありますが、それでもこれからも、なんなら保証が切れたとしても相談できる人がいるというのは、これ以上ない安心感につながると思っています。
数万円で買えるなら別にいいやってなりますが、桁違いますからね…。
そんなにポンポン買えるものじゃないだけに、こういう機会は大切にしたいです。
③修理がスムーズ
中古の場合だと、購入店、もしくはライカ修理窓口に持っていく必要がありますが、私の場合はライカの購入窓口で相談して、そのまま修理窓口まで流してもらいました。
とてもスムーズでした。
あまり修理をするような事態になることは、本来、望ましくはないのですが、必ずしも何もないとは言い切れません。
何を第一優先で考えるか、というお話にはなってしまいますが、私の話を、一つの事例として参考にして頂ければ幸いです。
よりよいカメラライフを送りましょう~!