こんにちは、あきらん(@akilans)です。
この度、渋々、SIGMA 「fp L」を手放すことを決め、Nikon 「Zf」を購入しました。
予約してから納品まで、3ヶ月は覚悟してたのですが、なんと、たったの6日で届きました。
割と早いfp Lからの買い替えとなりましたが、ここでは、その理由についてお話ししたいと思います。
いつかはNikonに戻りたかった
実はNikon機を使うのは初めてではありません。
私が富士フイルムのカメラを使い始める前に、長きにわたってNikonにはお世話になっていました。
初めて買った一眼レフ機も「D80」だったりします。
その後、「D7000」を使い、自分の結婚式や赤ちゃん期の子供を撮影していました。
それ故に、実は私の中では、実は富士フイルムを超えるくらい思い入れのあるメーカーです。
Nikon、富士フイルム、SIGMAと使ってきて、ここでまたNikonを使いたくなりました。
原点回帰です。
また、D7000を使っていた時、「いつかはフルサイズが欲しい」「Dfがかっこいい」と思っていたこともあり、今ここでZfを買わなければ絶対に後悔すると思いました。
fp Lの何が自分とマッチしなかったのか
これまで使っていたfp Lも、もちろん生半可な気持ちで購入したわけではありません。
これは気になる方も多いと思いますので、一応触れておきますが、あくまでも「私の中では」の話なので、その点はご容赦ください。
理由は、大きく次の4つです。
自分とマッチしなかったポイント
1.電源投入から撮影可能時間までが長い
2.室内でのフリッカー発生に意識を削がれる
3.電子シャッターが撮影ターゲットに向かない
4.ファインダーで撮りたいけれど出来ない
恐らく、全部、私の甘えです。
まず、撮りたいと思って電源を入れて構えても、電源が入りきらないことが多いため、タイミングを逃すのです。
これはスナップを撮影している時によく起こりました。
ちょっと待たないと撮れないのは、当初に思っていた以上の影響がありました。
次にフリッカーです。
これは他の方もよくレビューなどで触れられているとは思うのですが、シャッタースピードを落としてもフリッカーが消えないことがあったり、フリッカーを忘れてシャッタースピードを上げてしまい、室内撮影で結構な枚数を没にしていました。
さらには電子シャッターです。
当たり前といえば当たり前なのですが、早いものを撮影すると斜めに歪むんですよね。
当初は比較的、止まった写真しか撮らないだろうと踏んでいたのですが、意外とそうでもなかったようです。
そもそもが無謀なのですが、走り回る子供は撮れませんでした。
あと、シャッターを押した時の心地よさはもちろんないので、撮影のテンポを掴めませんでした。
最後はファインダーです。
私はEVFのセットを購入してfp Lを使用していたのですが、その外付けのEVFをつけることはほとんどありませんでした。
接続する際、割と多くの電子接点を刺さなくてはならず、かつ保護しているゴムを折り曲げたりする必要があるなど、精神衛生上あまりよくなかったのが大きいです。
しかし、ファインダーで撮りたかったのです。
ただ、その反面、もちろん良い面もありました。
いつでもどこでも持ち運びができて、最高画質の写真を生み出せます。
この点においては、fp Lの右に出れるカメラは無いと思っています。
結局は、私が撮るのがほとんどスナップや子供なので、咄嗟に撮れないということが、今回の早期買い替えの理由となりました。
Leicaは違うかもしれない
もう一点挙げるとするならば、それはLeicaの存在です。
fp LとMマウントアダプターを手に入れたことにより、Leicaがちらつき始め、実際に今まで踏み入れたことのない世界に片足を突っ込むきっかけとなりました。
この点は大変良かったと感じています。
使わずにものを言うのもおこがましいので、一本だけLeicaのレンズも使いました。
写りはとても素晴らしかったです。
ですが、金銭的な問題や、メンテナンスや保証の問題、あとは使う際の気疲れ等、写り以前にこのまま使うのは難しいかもしれないと思うようになりました。
もちろんM型本体の購入も視野に入れてよくよく考えましたが、今の私には、その判断に至りませんでした。
もしかすると何年か後に、ふと手にすることもあるのかもしれませんが、それが今ではなかったということですね。
優先したのは撮影体験
今回、私がこの「Zf」に期待したのは、昔から存在するであろう「撮影体験」です。
気になったら、すぐに構えられて、気持ちの良いシャッター音と共に、写真が撮れるという一連の基本的な所作です。
シャッターを切りながらテンポよく撮影するということが、私の中では大事なんだと気づきました。
だから、X-Pro3は4年間、ずっと使えていたんだと再認識しました。
背面液晶に至っても、チルトが良いという話もよく聞きますが、私にとっては背面液晶を隠して撮影できる点もポイントは高かったです。
これもX-Pro3を使ったが故に分かったことですね。
そして、X-Pro3と違い、背面液晶を閉じていてもスマホに写真が送れるんですね、素晴らしい。
また、昔からメニュー画面なども大きく変わってはいなかったので、とても懐かしく、使っていて、とてもしっくりきました。
クラシカルなデザイン
FM2に敬意を表したデザインとのことですが、普通にかっこいいですよね。
どことなく、大好きだったX-T2のようなワクワク感がこのデザインにはあります。
軍幹部にISO、シャッタースピードなどのダイヤルがあることにより、富士フイルムのカメラを使ってた時と違和感のない操作をすることが可能です。
また、これから長く使っても、決して廃れることのないデザインだと思っています。
それでいて、現時点で積める限り積んだ性能面も、最高だと感じています。
気になったのは「大きさ」と「重さ」
購入を最後まで悩んだのが、「大きさ」と「重さ」です。
私は普段から「小さいは正義」と発言していますが、それは今も変わりません。
「小ささ」と「軽さ」が撮影の際の取り回しを決めます。
持ち出さなくなっては意味がないですからね。
しかし、このZfについては、重いことは重いのですが、大きさは思っていたよりも小さかったです。
昔のNikonのカメラのイメージがあるからだとは思うのですが、ミラーレスの恩恵は大きいですね。
それ故、普段使いのカバンにも収まってしまったので、それほど困ることもなさそうな気はしています。
が、これは恐らく別の小さいカメラが欲しくなると思いますので、その時にまた考えようと思います。
最後に
メーカーやカメラを変えることで見えることもあります。
私が一番初めにNikonから富士フイルムに移った時、めちゃくちゃ勇気が必要だったのを、つい最近のことのように思い出します。
これまで述べた通り、このZfには、私がこれまで関わってきたカメラの要素が多く取り込まれています。
このZfで、これから、最高の写真を残したいです。
また、ファーストインプレッションや作例、写真などはこのブログで随時記事にしていければと思いますので、その際にはご覧いただければ幸いです。
愛しさを形に