15年前のあの日、ぼくはLOMOに恋をした。

こんにちは、あきらん(@akilans)です。

「昔話をしようじゃないか。」

Lightroomに保存された過去の写真を眺めていたら、そんな気になり、筆をとりました。
私が15年前、一つのフィルムカメラに恋をした話です。

そのカメラは「LOMO LC-A」


現在でも販売されているカメラです。
当時、日本の直販はなく、輸入業者から買った記憶があります。
パッケージなども全てロシア語で書かれていました。

今でこそ、周辺光量の少ない写真が当たり前のようにRaw現像出来ちゃいますが、デジタルでより綺麗に、より高精細にという時代の中で、一躍脚光を浴びたカメラです。

「トイカメラ」という言葉はもう死語なのかもしれないですが、その先駆けでした。

難点は、ゾーンフォーカスなのでピント合せに慣れが必要なことですね…。

カメラの思い出は私の思い出

実はこのカメラでは、そんなに頻繁に撮影した思い出はありません。

ですが、私に強烈な印象を残しています。
それは、初めての海外旅行で使ったからです。

甘酸っぱいやつです。
青春真っ盛りですね。

当時の人(※妻ではない)と、遠距離をしていた私は、カメラとしてこのLC-Aだけを持って、イギリスへ飛んだんですね。
今となっては、潔すぎると思う。
写真の枚数数えてみたら7ロール以上は撮ってそうでした(全く記憶にない)。

15年前に撮ったフィルム写真

当時、デジタル化する技術なんて、そんなに優れておらず、店頭でのデジタル化なんてもってのほかでした。
何ロール撮ったか、もはや記憶にないけれど、現像プリントして、プリントした写真を一枚一枚丁寧に、スキャナで取り込みました。

なんのフィルムで撮ったかすら覚えていません(AGFAかな…)。

ご覧頂きましょう。

フィルムで残す思い出

現在、私はLC-Aは手放してしまいましたが、CONTAX T2というフィルムカメラを使用しています。
よく、フィルムでしか撮れない写真は何だろうって考えることがあります。

このフルサイズが当たり前になっている時代に、あえてフィルムで撮るメリットはあるのかと。

永遠に答えが出ない話題であることは、百も承知です。

しかし、この写真たちを見てもらって分かるように、思い出にしっかりと刻み込めるのは、やはりフィルムなのかもしれません

綺麗に残したい写真はデジタルで、人物やエモい風景はフィルムで、という住み分けが歳をとった自分の中ではしっくりきています。

見る人が見たら、何だこの雑な写真は?って言われるかもしれません。
ですが、自分の為に残すという意味で、フィルムカメラはとても素晴らしい体験を、きっとあなたに残してくれることでしょう

今回はあえて15年前に撮った写真をご紹介しましたが、今後も思い出写真を残していきたいなと再認識させられました。

やっぱり写真っていいですねぇ。
(LC-A買い戻したくなってきた。)