写真を残す大切さについて

こんにちは、あきらん(@akilans)です。

本日は少し、趣を変えまして、考え方のお話です。

さて、早速ですが質問です。

「あなたは、何のために写真を撮りますか?」

良い写真とは何か

私はふとした瞬間に考える時があります。

良い写真とは何なのかと。

良い機材で撮られた一枚なのか、それとも気持ちの良い瞬間を切り取った一枚なのか。

そんな中で、ハードディスクやNASの中には、二度と見返さないような写真もたくさんあります。

良い写真は見返されるべきものなのでしょうか。

私は”Yes”だと信じています。

写真を見返す瞬間

では、いつ写真を見返すのでしょうか。

日常的にHDDを開いて写真を見返すということはしないと思います。

やはり、アルバムであったり、冊子であったり、形に残るものにしておいた方がより写真を見返す機会も増えるのではないかと思っています。

不思議なことに、アルバムにした写真というのは、結果的に見返すことが多いからか、経験上、自身が撮影をしていたとしても、意外と自分の記憶にも残っているものです。

思い出を残す大切さ

なぜ私がこんな話を急にするかと言いますと、つい先日、私の母が永眠しました。

晩年は認知症の進行もあり、老人ホームで生活していました。

そのため、直近の母の写真がほとんどありませんでした。

結局、遺影には、老人ホームで撮影してくれた集合写真から切り抜いてもらいました。

その時、私は年単位で母の写真を撮っていなかったことを強く実感しました。

もちろん、施設に入っていたから撮れなかったと言えばそこまでですが、とても後悔をしています。

いかに普段から大切な人の写真を撮ることが必要かということを、身をもって知りました。

私と同じ思いをして欲しくない一心でこの記事を書いています。

ぜひ、カメラを向けてシャッターを押してください。

嫌がられるかもしれませんし、反対されるかもしれませんが、それでも、きっと意味があるはずです。

私が思う良い写真というのは、ひとつの結果として、写真の本当の役割を思い出させてくれる一枚なんだろうなぁと思いました。

思い出

母がコンパクトフィルムカメラで「お母さん、写真うまいやろ?」といって、まだ小さかった私に見せてくれていました。

そして、今現在は大量のアルバムが私の手元に残っています。

(残念ながらネガは捨ててしまったのですが…。)

私が学生時代から写真に興味を持ったのは、母の影響を多分に受けているからかもしれません。

それを根拠に、私は人を撮るのにも、いかにもポートレートという写真よりも、生活や日常が溢れる自然体の写真を好んでいます。

母が自分にしてくれたように、これからも写真や動画を撮り続けて、私も家族に愛情を形にして残していきたいと思いました。

これは私の体験ですが、きっと誰にとっても大切なことだと思います。ぜひ、あなたも大切な人の写真を残してみてください。

おかあさん、ほんまにありがとう。

ゆっくりやすんでや。