こんにちは、あきらん(@akilans)です。
突然ですが、質問をさせて下さい。
とても欲しい50,000円のカメラが発売されました。しかし現時点で使えるお金は30,000円しかありません。本当に欲しいカメラです。どうしますか?
別にカメラが好きじゃない人は、パソコンでもスマホでも、生活必需品以外のものに置き換えて考えてみて下さい。
今回は、「そんな話聞きたくなーい」って話に触れることもあるかもしれません。中毒性のある買い方を抑止するために、誰のためでもなく、自分のために書きます。
「売買満足症候群」の症状
私が勝手に名付けましたが、売買満足症候群には下記5つの症状があります。
- 理由をつけて勝手に実質無料にしてしまう
- 新しいものに買い換えたくなる
- 欲しいものしか見えなくなる
- 貯金がたまらない
- 買う行為に満足する
いかがでしょうか。思い当たる節がある方もいるでしょう。
モノを買うにはカネがいる
当然のことですが、何かを購入しようと思うとお金が必要です。この症状の方は、以下の負のスパイラルに陥っている可能性があります。
- 新しいモノが欲しくなる
- カネが必要になる
- カネを生み出す努力をする
- 理由をつけて自分を納得させる
- カネを使う
- 新しいモノを入手する
- 満足する
- はじめに戻る
そしてここでのポイントは3番目の「カネを生み出す努力をする」という部分になります。冒頭の質問の通り、様々な方法があります。
さて、カネはどうすれば生み出せるのでしょうか。
- 給料・報酬
- 過去の貯金
- 不要物の売却
- 投資回収による報酬
- 副収入
- 各種還元ポイント
ざっと考えるとこのくらいでしょうか。
ここで特に気をつけたいのは、「不要物の売却」です。
不要なモノを売って新しいモノを買う
別に何1つ悪い話ではありません。問題は本質部分にあります。チェックすべきポイントは単純で、2つしかありません。さっそく見ていきましょう。
CHECK1:本当に必要なモノか
先ほどの症状の話に戻りましょう。
この症状を誘発する発端は「新しいモノの存在」です。新しいモノが出るよ!っていうニュースが飛び込むと、そこにしか目が行かなくなります。これが本当に危険。
次に自分のどこかで天使と悪魔が戦いをおっぱじめます。
天使「今のものもまだつかえるでしょ!」
悪魔「新しいのはこんなこともできるんだぜ!」
皆さんにも経験があると思いますが、人は得てして悪魔に負けます。その結果、カネを生み出そうという行動に出るのです。
まずチェックしなければならないのは、「本当に必要なモノかどうか」です。要するに上の例でいくと、天使の声に耳を傾ける努力をすることです。
具体的な方法は人によって異なりますが、私の場合は「新製品なんて出ていない」と思い込んだ後に、「今のモノに満足しているか?」を考えるようにしています。
こうすることで、買う行為に満足することもなくなりますし、今のものをより長く使おうという気持ちが芽生えます。
CHECK2:本当に不要なモノか
CHECK1で新しいモノが本当に必要だと判断した場合、次に考えなければならないのは、そのお金をどこから調達するかです。
先ほども触れましたが、ここでは「いらないものを売却して資金に充てる」ということを考えてみたいと思います。
人は怖いもので、欲しいものの為には、大事にしていたものにさえ、刃を向けます。それは雇用で例えると「新しい人が来たから、明日から君来なくていいよ」と言わんばかりの暴挙に至ることもあるでしょう。
今一度、胸に手を当てて考えてみましょう。そうすることで、「買い戻し」を防止することにもつながります。
- 本当に不要なモノなのか
- なぜそれを買ったのか
- そのモノに思い出や思い残しはないか
特に、機器のアップグレードなどで、同じジャンルの中で売却して購入するのであれば、後々、困るようなことにもなりにくいですが、異なるジャンルのもので売買する場合には、失敗する確率があがるため、しっかりと確認することが大切です。
本当に売らなくて良いものまで売って、無理やり資金を作っていませんか?
「実質無料」という自己暗示が危険
このモノを買えば、こんなことができる!それを買うための金額を2年で割って月額で考えると1ヶ月数千円で運用できる!これはもはや実質無料!
たまにこんな話を聞きますし、思います。
しかしながら、当然無料になるなんてことはありません。大手携帯電話会社がとる手法も同じような心理への働きかけだと思います。
また、売買においても、売ったお金が購入予定価格を超えている場合、タダで買えて、しかもお釣りが戻ってくるという感覚に陥ることになりますが、実際にはそれ以上のお金を出して購入しているわけですので、この考え方も間違っていると言えます。
私が行う対策として、不要なモノを購入した当時の購入金額を必ず控えておき、売価との差額、つまり純粋な売却益を計算し、その売却益分の満足を購入してからの期間において得ることができたのかどうかで、見定めるようにしています。
さいごに
とは言え、欲しいものは欲しいのです!ただ、そこに行き着く過程で、無理をしたり、勘違いをして購入すると、結果的に損に繋がるということです。時に我慢をすることも大切だということですね。
しっかりと理解をして、正しくモノを買って、満足していきたいですね!