こんにちは、あきらん(@akilans)です。
先週末に終了しましたカメラと写真・映像の祭典、CP+。
その最終日に行って来ました。
といっても、概ね、富士フイルムブースに居たと言っても過言ではありません。
展示を見て回るのはもちろんなのですが、各ブースで積極的に行われるセミナーにも参加してきましたので、その辺りを中心に振り返ってみたいと思います。
(今回は触れないけどNIKONのZ6とかZ7とかのセミナーも良かったヨ。)
富士フイルムといいつつGRという気になる存在
到着するや否や、長蛇の列がお出迎えです。
開場前に到着した為、入場するのに列を作っていました。
まずはじめは入り口付近にあるリコーブースから。
GRの大きな看板が目にとまります。
ケースの中をみると、歴代のGR!!
こないだ、このGR1の美品探してたよ!!と心の中で叫んだ。
それにしても、これだけ並ぶと圧巻です。
そして時代で変化しないフォルムや思想が美しいですね。
早速、発表されて間もないGRIIIのタッチ&トライコーナーへ向かいます。
待ち時間が30分と書かれていましたが、実質10分くらいで触れました。
美しいです。
GRIIを持ち慣れていたこともありますが、かなり小さく感じました。
タッチパネルもサクサクだったのですが、個人的にはタッチパネル要らないかなぁって感じました(もともとあまりカメラのタッチパネルは好きじゃない…)。
でも、ほんといいカメラです。
ただ、これを買ったら、他のカメラを不要にしてしまうくらいの威力を持っているので、ただただ我慢です。
富士フィルムブースはレンズがお出迎え
歩いていくと、見慣れた文字が見えてきました。
富士フイルムブースです。
ブースの入り口付近に並べられたXマウントのレンズ達。
もっぱら噂のXF33mmF1も参考出展されていました。
…が、この画像をよく見て頂きたいのですが…。
大きいんです、とっても。
XF16-55よりも大きい。
恐らくX-H1であれば、それなりにバランスは保てるかと思いますが、他のカメラだとグリップがないと厳しいかもしれません。
というか、そもそも、とってもお高いみたいなので、買える気もしません!!
試写エリアでパシャパシャ
富士フイルムのブースを歩いてみると、中央にモデルさん、周りを展示カメラで囲んでいる試写エリアが出来上がっていました。
なお、展示カメラに自分のSDカードを入れて、撮影したデータは持ち帰ることができました。
まず試したのは、X-T30と、XC15-45mm F3.5-5.6 OIS PZの組み合わせ。
軽いカメラが欲しい人にはうってつけで、かつAFも早いので、オススメできます。
ただ…普段X-H1で撮影している私から見ると…気持ち悪いくらい軽い。
とっても良いことなんですが、軽すぎて撮れてるか不安になりました。
(あくまでも個人的な感想です…。)
次にその正反対と言ってもいい、GFX 50RとGF110mmF2 R LM WRの組み合わせを触らせてもらいました。
いや、これやっぱり別格だわぁ…と思いながら触りましたが、写りも別格でした。
これは欲しくなるやつですね…!
(ただただ、価格と重さのバランスですね…。)
試写エリアには、レンズバーもあります。
ですので、自分のカメラに好きなレンズをつけてモデルさんを撮影することができます。
というわけで、自分のX-H1にいくつか気になるレンズを組み合わせてみました。
まずはX-H1 XF56mmF1.2 R APDの組み合わせ。
んー、んー?!
なんか思ってたのと違った。
確かにボケは良いんですけど…良いんですけど…うーん。
なんだろう、費用対効果を考えてしまうからですかね…。
次にX-H1とXF90mmF2 R LM WRの組み合わせ。
これですね。
みなさんがよく言われている凄さが分かりました。
これは完全に欲しくなったやつ。
思った以上に最短距離も許容出来るし、写りも良いし、きちんとボケるし。
うん、最高!!
(多分、入っちゃいけない領域に入った。)
セミナーで富士フイルムをもっと好きになる
冒頭でお話ししたように、各ブースでは積極的に多くのセミナーが行われています。
富士フイルムもその例外ではありません。
例えば、こんなポートレートのセミナーもあったりします。
「ウォールデコで見せる写真」(並木 隆 氏)
少し前からウォールデコが気になっていたのでお話を伺いました。
撮った写真をウォールデコにするのではなく、ウォールデコにする為に撮るということについてお話しされていました。
そんなこと、考えたこともなかった。
テクニック的なこととしては、「ウォールデコを複数枚並べて飾る時には、間を3センチ程度空けたほうが良い」とか「1枚の写真を複数枚に分割する時には間を開ける3センチ分の余白を切り取って作成したほうがいい」など、経験に基づくアドバイスが得られました。
また、ウォールデコについては、色んな材質や大きさがありますが、私は実際に近くで見て、「キャンバス」の質感が良かったので、機会があれば、作ってみたいと思いました。
ウォールデコって失敗するとダメージが大きいので、少し勇気がいりますよね…。
「Xマインド」(小松 ひとみ 氏)
秋田を中心に活動されている写真家さんです。
X-H1やGFXで撮影した東北地方の作例を中心に、なぜ富士が良いのか等の魅力をお聞き出来ました。
その中で一番印象に残っているのは、「写真を撮る時に重要な3つのこと」です。
1、ミッション…撮影するための計画や目的、主題等
2、パッション…撮影する時の思い
3、アクション…実際にシャッターボタンを押して撮影する行為
この方は、この2番目のパッションの部分にフォーカスして、Xマインドについて語られていました。
富士フイルムのカメラは、自分がこうしたいという表現を実現できると言われていました。
撮影する時の感情を、どのように写真に表現するかという、本質的な課題について、考えさせられるセミナーでした。
「富士フイルムのレンズ設計」(富士フイルム開発者)
一番最後のセミナーは、まさかの富士フイルム開発者様でした。
セミナーの最後に自分の会社の開発者を当ててくるあたり、好感が持てますね!
「XF200mmF2 R LM OIS WR」「XF16mm F2.8 R WR」「XF8-16mmF2.8 R LM WR」について解説を聞きました。
本当にレンズの設計や開発って難しいんだなぁとか、物理が得意じゃないと絶対出来ないなって思いました!
後半、2019年から2020年に発売するレンズの紹介を受けました。
「XF16-80mmF4 R OIS WR」
「XF33mmF1.0 R WR」
の二本です。
XF33mmF1.0については、大きいという声をもらっているので頑張るという話が聞けました。
また、すごいボケを作るというよりも、暗いところでも撮れることを考えて開発しているとのことでした。
おもむろに、ゴソゴソし始めた開発者さん。
「XF16-80mmF4 R OIS WR」のサンプルを持ってこられていました。
まだ試作中とのことでしたが、きっちり撮影まで出来てました。
憧れますね、こういう夢を届けられる開発って!
展示エリアにあったパネルについても、こちらの方々で考えられたそうです。
いいこと書いてあるので、是非読んでみてください。
読みやすくしたものをツイッターにあげてますので、こちらもご覧頂ければと思います。
CP+富士フイルムブースを訪れることが出来なかった方たちへ。一番最後のセミナーで登壇された富士レンズの開発に携わる方々が、自らが展示されていた文章を考えられたそうです。この思想はこれからも貫いて欲しいし、ますます富士フイルムが好きになりました。
※撮影した写真に補正かけました。 pic.twitter.com/KQzpVtgg2W— あきらん (@akilans) March 4, 2019
最後に
もちろん、他にも色々みたんですが、私の興味がある部分についてまとめてみました。
実は、始めてCP+に参加しました。
これまでは「見たら欲しくなるから行かない」って決めてたんですが、かなり満足度の高いイベントでした。
確かに見たら欲しくなるのは間違いないのですが、純粋にセミナーをハシゴするのが楽しい。
特に今回の私のように、好きなメーカーさんのブースでずっと居座るのも楽しみ方の一つかもしれません。
来年もまたあるようなので、是非行きたいと思います。