写真用プリンタEPSON SC-PX1Vを買った、写真が変わった

こんにちは、あきらん(@akilans)です。

今年最後の散財として、以前より欲しかったプリンタを買いました。

プリンタはEPSON SC-PX1Vです。

今ならなんと10,000円キャッシュバックキャンペーンが行われているのでお買い得です。
https://www.epson.jp/products/pro/campaign/bekkaku-1v/

これまで主にSNSで完結していた人間が、プリンタを持つとどうなったのか、みていきましょう。

プリンタの思い出

インクジェットプリンタと聞くと、どうしても色滲みはするし、長期保存に向かないし、色褪せ早いんでしょという、昔、植え付けられたネガティブな印象を私は持っていました。

私が昔持っていたプリンタは、同じくエプソンのPM-930C。
2002年10月に持っていた化石です。

その後、事務用にhpのプリンタも買いましたが、そちらで写真は印刷したことはありませんでした。

ですので、インクジェットプリンタで写真を印刷するのは約21年ぶりです。

こうやって書くとエグいですね。

購入した経緯

今年の9月に、グループ写真展に出展したことを境に、紙という表現方法について強い関心を抱きました。

SNSにアップするだけであれば、カメラ、レンズを選んで、少し編集してアップロードとすれば良いのですが、展示するとなった時、そこがスタートラインだと気付きました。

プリント用紙、額、マット、自分の写真にマッチするものを選ぶというのは、とても難しいですが、やりがいがあります。

また、組み写真を作る時も、画面上で並べるのではなく、実際に写真を手に取って並べ替えた方が遥かにやりやすいです。

SC-PX1Vが優れているところ

そんな中、購入したSC-PX1Vですが、写真用のプリンタということで、いくつかの特徴があります。
私が特に伝えたいところを3つに絞りましたので、ご紹介します。

1.黒を深く。青をどこまでも繊細に。

「UltraChrome K3Xインク」というインクが使われていて、青と黒の階調、濃度が本当にインクジェットプリンタか?と疑いたくなるくらいでます

こんなこと言ったら怒られそうですが、紙によってはお店でプリントするより綺麗かもしれません。

特にモノクロでの表現が多い方には、とても良い選択肢になるのではないかと感じました。

大変素晴らしい品質なのですが、その分、インクは高いので、決してコスパがいいとは言えません
でもこれはプリンタの宿命だから諦めるしかないです。

互換性のインクのほうが明らかに安いのですが、目詰まりなどを誘発する可能性がある為、私は純正インクを強くお勧めさせていただきます

2.A3ノビまで対応

事務的なドキュメントであれば、ほぼA4までで事足りるのですが、写真だとそうはいきません。

写真展示や、家で大きく飾りたいというケースも出てきます。

そんな時にも安心なのがA3ノビ対応です。

実は同シリーズに「EPSON SC-PX1VL」という製品があり、こちらはA2ノビまで対応しているので、例えば、頻繁に写真展をやるような方でしたら、こちらを選択肢に入れられても良いのではないかと思います。

ですが、私のように普段使いやテストプリントに重きを置き、たまに写真展に出せたら良いなというような人は、「EPSON SC-PX1V」で事足りると思っています。

3.製品としてかっこいい

完全に見た目の問題ですが、シックでかっこいいんです。
部屋に置いても違和感はまるでないですし、なんなら引き締まって見えます。
かなり小型化されているところもポイントの一つです。

ただ、前面上部は指紋や埃が目立ちやすいので、何か被せておいた方が精神衛生上いいかもしれません。

私は埃除けに以前、CP+のイベントで頂いたコシナさんの手ぬぐいを被せています笑

私の使い方

さて、ここでは、具体的に私がどのような使用を想定しているのかを少しご紹介しようと思います。

1.紙の質を理解する

展示をした時に、紙によってこんなにも質感が変わるんだと驚きました
これはWEB上では表現がしにくいので、ぜひ何かの折に写真展などに赴いて実際に見て頂きたいです。

そういえば4月にまた展示会をしますので、ご予定を空けておいていただけますと、とても嬉しいです!(急に宣伝)

もちろん、マット、光沢の違いだけでも、かなり印象が違うというのは、イメージがつきやすいのではないかと思います。

それに加えて、光が反射すると違う色が輝く紙や、絵画のようなシルキータッチの紙、表現がガラッと変わる和紙など、本当に多種多様な紙があることを知りました。

もちろんその分、プリンタとの相性があることもわかってきました。

そういった様々な紙の質を理解したいというのが、一番大きな購入理由です。

2.部屋に飾る

部屋が殺風景なので、写真を飾りたいなとおもっていました。

これまで踏ん切りがつかなかったのは、写真の入れ替えの手間が原因でした。

しかし、今回プリンタを導入したことにより、出力したい時に出力できて飾ることができるので、大変楽になりました。

自分の写真を飾ると、何が良くて撮影したのかとか、ゆっくり写真と向き合うことができるので大変オススメです。

3.展示会用に使用する

写真展で写真を飾ろうとした時、フィルムであればそのまま現像所でプリントしてもらうというのが一般的な流れとなります。

ですが、デジタルの場合は紙にしようと思った際、プリントだけをしにお店にお願いしなければならないため、これもなかなかの手間になります。

また、気軽にテストプリントするのも、その度に印刷するコストと時間が必要になります。

ですので、テストプリントを安いL版の写真用紙に対して大量に行い、写真を組む練習もしています。

これは以前、何かの写真教室でもやったのですが、画面で並び替えるのと紙で並び替えるのとでは、やりやすさが大きく変わります。

さいごに

いかがでしたでしょうか。

「プリンタは絶対に必要ですか?」と聞かれれば、私は「不要です」と答えると思います。

プリンタを買っても、しばらくプリントしなければ目詰まりしますし、プリントしていればそれなりにランニングコストも掛かります。

写真をしていく上での便利グッズの位置付けではないかなと思います。

ですが、あったらあったで幅が広がることもまた、間違いありません。

私もプリントをしはじめて、「自分ってこういう写真好きなんだな」って再認識できました。
あれもこれもと印刷してたら、なんとなく好きな傾向がわかってきました。

プリントを見て、組み方を見て、また次の撮影に備えてイメージを膨らませるといういいサイクルが出来上がった気がしています。

ぜひ、ご興味のある方には使ってみて頂きたいのですが、普通にレンズ一本買えるくらいのお値段ですので、覚悟を持って検討されてみてください!