世界観が光る「 Stray」をプレイした感想(PS5)

こんにちは、あきらん(@akilans)です。

今回は、巷で話題の猫ゲーム「Stray」をご紹介しようと思います。
実際に映像だけ見ても、よくわからないゲームだと思いますので、未プレイの方に興味を持って頂くつもりで、記事を書かせて頂きます。

概要

まずはじめに、かんたんにゲームの概要をご紹介します。

主人公

主人公は家族猫と生き別れになってしまった普通の「猫」です。
「猫」がとれるアクションは、歩く、走る、必要なところでジャンプする、寝る、爪を研ぐなど、全て実際の猫が行えるものだけです。

人に甘えたり、机の上にあるものをメチャクチャにしたり、現実世界にいる猫を常に感じながらプレイできます。

世界

舞台は、人間のいなくなって荒廃した、ZURKと呼ばれる敵が巣食う地下世界です。

私が感じるこのゲームの最大の特徴は、この圧倒的な世界観の凄さです。

時には鬱蒼とした場所にある荒んだ人工物の上を進んだり、時には「かつて人間が住んでいた」廃墟と化した街を歩いたり出来ます。

住人

「かつて人間が住んでいた」と書きましたが、この世界にも住人はいます。
ロボットたちです。

顔がモニタのようになっていて、様々な表情を感じることが出来ます。
また、それぞれのロボットたちは、まるで人間のようにそこで暮らしています。

ただ、猫なので、言葉を理解することは出来ません。

仲間

猫はこの世界で一緒に冒険する仲間と出会います。
「B-12」と呼ばれる小型ドローンです。

このドローンが、言葉の翻訳や、各所でロックされた扉の解除等、猫を全面的に手伝ってくれます。

特徴

次に、このゲームをプレイするにあたり、みていただきたい特徴をご紹介します。

完成された箱庭

このゲームはオープンワールドではありません。
ですが、それ故、緻密に計算された箱庭が表現されています。

廃墟が好きな人にはたまらない世界観だと思います。

また、猫特有の動きを活用して、横の広がりだけでなく、屋根などをつたって縦の広がりを表現しているところにも素晴らしさを感じます。

箱庭の完成形と言ってもいいでしょう。

隠されたストーリーと歴史

家族猫と一緒に歩くところからストーリーは始まります。

ひょんなことから落ちてしまった世界ですが、冒険を進めていくと、なぜその世界が存在しているのか、そこで何があったのか、B-12はなぜ協力してくれるのか、そしてこの世界がどういう結末を迎えるのかと、まるで映画を見ているような感覚でプレイしてしまいます。

それ故、一気に駆け抜けてプレイし、気づいたら数時間経っていたなんてことも珍しくないかもしれません。

気になる注意点

プレイ時間

作り込みがすごすぎるが故、全体的なプレイ時間は短めです。
私は2日間でクリアしました。
時間にすると10時間もかかっていないかと思います。

長く遊びたいと考えられている方には、少し物足りなさを感じるかもしれません。

選択肢の少なさ

先程、映画を見ているような感覚と書きましたが、ストーリー分岐はありませんし、プレイすることによって状況が変わったりするものもありません。

それ故、向かう結末も一つです。

シンプル故に、周回プレイがやりにくいというのも少し物足りない点でした。

フォトモードがない

これは、今後アップデートに期待したいことではありますが、フォトモードがありません。
これほどまでに景観に魅力があるにも関わらず、フォトモードがないため、猫が固定位置で必ず映り込みます。

写真をこよなく愛するものとして、これはぜひ取り入れて頂きたい機能ですね。

ぜひ遊んでみてほしい

気になる点も書きましたが、それを踏まえても、ぜひ一度はプレイ頂きたいゲームです。

このゲームのジャンルはなにかと聞かれると、正直困ってしまいます。
アクション、パズル、アドベンチャー、ホラー的な要素を持っています。

今まであまり感じたことのない没入感を得られました。

プレイするには何が必要?

プレイするにはプレイステーションかパソコンが必要です。
価格は、PS4・PS5版が税抜3,200円、Steam版が税込3,500円となっています。

そして、PS Plusエクストラ以上のプランに加入していると、なんと無料で遊べてしまいます。
私も、PS Plusエクストラに加入しているので、無料で遊べました(完全に元がとれました!)。

ぜひ、皆さんにもこの世界を味わっていただきたく、かんたんですが、まとめさせて頂きました!
良い猫ゲーライフを…!!