iPad Pro 10.5インチからMacBook Pro 2020に乗り換えを決意した6つの理由

こんにちは、あきらん(@akilans)です。

約1年半前、この記事の通り、私はMacBook pro mid2015を売却し、iPad Pro10.5インチに全てを集約させました。


完全にこの記事と真逆のことを話している気がしないこともないです…。

それから目まぐるしく状況が変わり、この度、MacBook pro 2020を購入する運びとなりました。

iPad pro 10.5インチを使って約3年、Macからの集約をかけて約1年半。その間に経験したことを思い返しつつ、今回、私が再びMacBook proに戻った理由をお話ししたいと思います。

次の相棒を新しいiPad proにするか、それともMacbook(air or pro)にするかを悩まれているこの記事をご覧になって頂いている方の一助になれば幸いです。

①本格的に写真の現像がしたくなった

最近、入会した写真のコミュニティ「しんやとよーへい」で、プロの写真家さんの考え方や現像の進め方を見る機会が増えていて、同じことがしたくなったというのが非常に大きな理由を占めています。

例えば、Lightroomにはクラウド対応したCCと、ローカル保存のClassicの2種類がありますが、Classicが触れるパラメータの数や、ショートカット等に強い反面、CCはそれらの代わりに、他のデバイスで現像ができるというメリットがあります。

X-Pro3を使い出してからというもの、写真の枚数が増え始め、オンラインストレージの圧迫が顕著になってきたことも相まって、Classicに戻したくなってきた次第です(今まで、DropboxとLightroom ccの二重管理をしていました)。

また、先のコミュニティでは、ルミナー4という現像ソフトも流行しており、流れに乗りたいという気持ちもありました。

これらはパソコンがなければ、実現できないことでした。

②オンラインで円滑にコミュニケーションを図りたかった

自粛ムードの昨今、オンラインでお話しする機会が増えました。

その際たる代表的なソフトウェアがZOOMです。

ただこのZOOM、スマホアプリで使われた方が居たらお分かりになるかと思いますが、画面上に表示される人数が、デバイスによって異なります。iPadでは、9名までしか表示されません。

10名以上参加される会に顔を出す機会もあり、不自由な状況を強いられました。

また、画面共有も障害となりました。実際の画面を見せながら会話ということが出来ないわけではありませんが、やはりその幅はMacにしか出来ないことが多かったのが事実です。

③写真を取り込む際の手間を減らしたくなった

過去に色々と研究し、RAWファイルとJPEGファイルをiPad上で区別して扱う方法を編み出しました。

お気づきの方も多いかと思いますが、この方法はなかなか面倒なのです。

カメラで分割記録にし、SDカード1枚目をカメラから抜きリーダーに差して読み込み、SDカード2枚目をカメラから抜きリーダーに差して読み込み、クラウドにアップするという流れになります。

当然、順次記録のほうが効率は倍になります。

iPadだけでなんとかならないことはありませんが、忍耐強さが求められる結果となってしまいました。

④ブログへの投稿を一つのデバイスで完結させたくなった

先日お話しした通り、ブログのテーマを変えました。それに伴い、タグを多く使えるようになりました。

ここまではとても良かったのですが、WordPressの編集画面が小さい。10.5インチの限界を感じました。

ただ、少し解像度の高い画面で、記事の編集がしたいと思ったのです(実際は、この記事もiPad pro 10.5インチでテキストを書いた後、古いiMacで整形しています)。

⑤ファイル管理で大量のファイルを扱いたくなった

iPadの弱点がもう一つあります。

大量のファイルデータを一括で取り扱うことです。

例えば、私は今、Lightroom ccに全写真データを登録しているわけですが、それらの元データを抜いて、別のストレージに移そうとした時、途中でフリーズしてしまうといった事態に見舞われました。

もちろん、やり方はあるのかもしれません。

ですが、ただファイルを動かすのに頭を使いたくないと思ったのです。持ち運びが便利で、融通の効くiPadですが、昔ながらのこういった利用にはやはり向かないと感じます。

⑥iPadで対応していない動作が増え、解消したくなった

昨今、Split Viewやマウスが使用できるようになるなど、iPad利用の幅は大きく広がりました。

しかし、Macと違い、最近になって突貫でつけたような機能が多く、一部、ドラックアンドドロップ等の操作において、不安定な動きをする時がありました。

私は普段、タスク管理にOmniFocusとカレンダアプリを利用するのですが、Split Viewでの相性があまりよくなく、以前は出来ていたドラッグアンドドロップ操作ができなくなり、困ったことがあります。

しばらく経ち、それは出来るようになったのですが、プログラム間の引数の問題なのか、意図しない文字列が一緒に連携されてしまい、全く使い物にならなくなってしまいました。

こういったニッチな使い方をしていた自分も悪いのですが、痒いところに手が届かなくなってしまいました。

購入したMacBook pro

さて、新しいMacbook proを購入したわけですが、スペックはゴリゴリにしました。

スペック

13インチMacBook Pro - スペースグレイ
システム構成:
第10世代の2.3GHzクアッドコアIntel Core i7プロセッサ(Turbo Boost使用時最大4.1GHz)
Intel Iris Plus Graphics
32GB 3,733MHz LPDDR4Xメモリ
1TB SSDストレージ
True Tone搭載13インチRetinaディスプレイ
Thunderbolt 3ポート x 4
Touch BarとTouch ID
PRO APPS 065-C171 NONE
SW LOGIC PRO X 065-C172 NONE
バックライトMagic Keyboard - 英語(米国)
アクセサリキット

上位機種にしました(ストレージ以外、上限まで盛りました)。OSのサポート切れにならなくなるくらいまでは使うつもりで買いましたので、とにかく盛りました。

今回の機種で特に大きいのはCPUとメモリです。第10世代にワクワクが止まりません。また、メモリについても、もしかすると16GBで事足りたのかもしれませんが、以前、iMacを32GBで使用した際に、私の使い方だと16GBじゃ足らないかもなと思った記憶もあり、奮発しました。

また、ストレージについても、512GBで多分大丈夫なのですが、余力が全くないのも精神衛生上良くないので、1TBにしました(Lightroomやルミナーを使う想定なので、ある程度は欲しかった)。

なお、キーボードは、今もプライベートではUSしか使っていないので、継続することにしました。

iPadでできることとMacでできることは違う

長い間、iPadを使ってわかったことがあります。

それは、iPadとMacは、出来ること・求めるものがまるで違うということです。

私がiPadへ集約をかけたとき、実はMacOSとiOSが統合する未来への期待がありました。しかし昨今、iPadOSが世に出回り、明確に違うものとなり、iOSの延長にMacOSが存在しているわけではないということを肌で感じるようになりました。

今回の新iPad proは新しいキーボードが発表され、ますますノートパソコンの領域に忍び寄ってきました。ですが、iPadは、どこまで行ってもiPadなのです(否定的ではなく、肯定的な意味合いです)。

iPadにしか出来ないことがあります。気軽に本を読んだり、映画を見たり、サイトを見たり、はたまた文字を書いたり。時には裸で持ち出して、外で使うことだってあるでしょう。

しかし、その利便性の裏には、上にあげた不自由さが私にはありました。

なので、iPadとMacどっちが必要かと聞かれれば、おそらく両方と答えると思います。それが難しければ、その上で、より比重の大きい方のデバイスを使うしかありません。

初代iPadを使ったことがありますのでよくわかりますが、iPad pro 10.5インチの進化は素晴らしいものでした。本当にこれだけで完結する未来が見えたのは事実です。

ざっくりいうとこれからは、入力する人はMac、閲覧する人はiPadと言えるのではないかと勝手に思っています。

さいごに

今回のMacBook pro 2020は非常にコスパの良い製品に仕上がっていると思います。まだ手元に届いていないので、他の大手様のレビューを見て頂ければと思いますが、私は13インチのひとつの完成形だと思って見ています。

2019から比べるとコストが下がり、また性能も向上しました。

私のことなので、もしかすると、またしばらくしたら「iPadが!」とかなんとか言っているかもしれませんが、私のiPad pro 10.5インチは、息子に使わせているiPad Air2と交換して、私はAir2をKindle専用機にしようかと思っている次第です。

MacBook proが手元に届くまで、まだ2週間程度はかかるそうですが、今か今かと心待ちにしています。
また届いた暁には色々と騒がせて頂きます。

ちなみに、一緒に買ったアクセサリはこんなのです(例外なく、先に届きました…)。