こんにちは、あきらん(@akilans)です。
未だ在庫が復活しない「Voigtlander NOKTON 35mm F1.2 X-mount」ですが、あまりに作例が少ないため、どんなレンズなのかよく分からないという声もチラホラと耳にします。
そこで今回は、レビューとまではいきませんが、約3日間ほど、実際に使って500枚近く撮影して、ファーストインプレッションを私なりにまとめたので、悩まれている方の参考になれば嬉しいです。
ちなみに、前回の開封記事はこちら! 続きを見る
佇まいが美しい「Voigtlander NOKTON 35mm F1.2 X-mount」開封の儀
写真の質が変わるレンズ
これまで純正レンズのXF35mmF2、XF23mmF2、XF56mmF1.2を使って色々撮ってきましたが、間違いなく、そのどれとも違う写りをします。
使用しているカメラ、フィルムシミュレーションは同じであるにも関わらず、ピント面が浮き上がって写る印象を受けます。
それは、F1.2で撮影した場合に顕著に現れ、ふんわりとしたノスタルジックな雰囲気のが撮れます。
今回の作例は、楽しすぎて殆どがF1.2です(すみません)。
逆にそこから絞っていくと、硬派な雰囲気にガラッと変わります。
しかしながら、これは表現が難しいのですが、硬派な写真の中に繊細さが残ります。
マニュアルフォーカスの魅力
先に申し上げた通り、これまでマニュアルフォーカスをあまり使ってきませんでした。
何度か純正レンズで、あえてマニュアルフォーカスに変えて撮影したりもしましたが、フォーカスリングが思ったように動かず、しどろもどろしているうちにシャッターチャンスを逃すということがありました。
ですが、このレンズは違いました。
フォーカスリングがかなりスムーズに、かつ素早く動きます。
さすがにAFとまではいきませんが、スナップや子供を撮影する中では、大きく出遅れることも徐々に少なくなってきたように思います。
まだ使用して3日なので、これから感覚で撮れるようになりそうな予感があり、使えば使うほど、自分に馴染んでいくという感覚があります。
時には、あえてフォーカスを合わせないという楽しみ方も覚えました。
OVFで右下に小窓を出して撮るのもすごく楽しい(X-Pro3が故に)。
晴れ、曇、室内、オールラウンダー
これらの特徴から、はじめは被写体や、撮る天候や時間によって、難しいタイミングがあるのかなと思っていました。
しかし、真逆で、常時つけっぱなしレンズとなりそうです。
晴れている日は、光を上手に取り込んで、魅力的な光に変えます。
曇っている日は、全体の薄い光を読み取って、立体的な光に変えます。
また、室内では、フォーカスされた被写体を、浮かび上がらせます。
ずっとつけたいレンズ
このレンズを購入してから、レンズがついたX-Pro3が、常に机の上にあります。
ずっと眺めていたいというのももちろんですが、気が向いたらおもちゃのように触っています。
私が知っているのは氷山の一角であるということも事実であり、もちろん世の中にはこれ以上に良いとされるレンズはたくさんあるでしょう。
ですが、富士フイルムのXマウントに対応した、これらの魅力を感じられるレンズは、このレンズしかないと思います。
まさに唯一無二。
もっともっと仲良くなって、素敵な写真を少しでも残せたらと思います。
間違いなく、自分には合ってる。
ちなみに、今回掲載している作例は、全てクラシックネガの撮って出しです。
皆さん言われているように、無駄にクラシックネガで撮りたくなります。
でも売ってないよ
発売からもうすぐ1ヶ月が経とうとしていますが、品切れで手に入りません。
ですが、私は、たまたまAmazonさんに入荷しているのも見つけ、購入することができました。
また、そのお話をTwitterでしていたところ、同じように「買えました」報告を頂けたりしました。
ですので、大手カメラショップ等で予約しつつも、Amazon監視も合わせて行なってみてはいかがでしょうか。
早く欲しい人の手に届きますように。